[GitHub Actions]repository_dispatchとworkflow_dispatchの使い分けや書き方の違いをまとめてみた

1.この記事で達成したいこと repository_dispatchとworkflow_dispatch の使い分けや書き方の違い、共通点や相違点を整理したい 結局どっちを使うのがいいのか?判断基準を見つけたい そもそもrepository_dispatchとworkflow_dispatchはどういうときに使うのか? アプリケーションリポジトリでイメージをレジストリにpushした後、マニフェストリポジトリでそのイメージタグをマニフェストに反映させたい 使いまわしているWorkflowを呼びたい このようなときに使えるのがGitHub Actionsでは2つ提供されている。それが冒頭に書いた、repository_dispatchとworkflow_dispatchである。 この記事の結論 長くなってしまったので、冒頭で結論を書く。 repository_dispatchとworkflow_dispatchの使い分けの判断基準の一つは、実行時に参照するWorkflowのブランチをデフォルトブランチ以外としたいケースがあるかどうか? デフォルトブランチ以外のWorkflowのファイルを参照してWorkflowを実行したい場合は、workflow_dispatchを選ぶしかない 2.サンプルコードで使っているリポジトリ https://github.com/gkzz/actions-playground 起点となるWorkflow(実行トリガーはpush)のリポジトリ https://github.com/gkzz/actions-dispatch-playground 起点となるWorkflowからkickされるWorkflow(実行トリガーはrepository_dispatch)のリポジトリ 3.環境情報 ローカル始めバージョンを書いておく必要があるものはない 使うActionのバージョンについては後述するWorkflowを参照してほしい 4.repository_dispatchとworkflow_dispatchの共通点や相違点 共通点 どちらも以下の権限を有する Personal Access Token が必要 repo:write 相違点 workflow_dispatchのみ、GUIから実行できる 実行場所はGithubの実行先のリポジトリのActionタブ pushしたWorkflowからdispatchする際のパラメーターの渡し方が違う(詳細は4-1参照) パラメーターの受け取り方が違う(詳細は5-1及び5-2参照) repository_dispatchのみ、event-typeを使ってWorkflowを実行するか制御できる repository_dispatchはevent-typeに応じて実行するかどうか決めることができる workflow_dispatchの場合、Workflowをkickされたら実行されてしまうのでkickしたWorkflowから渡されるパラメータの値によってjobを実行するように制御することはできる repository_dispatchのみ、Workflowはデフォルトブランチを参照して実行する 4-1.pushしたWorkflowからdispatchする際のパラメーターの渡し方 ここでは、curlコマンドでrepository_dispatchとworkflow_dispatchのWorkflowを実行しながらパラメータの渡し方の違いを確認しよう。 とりわけ、POSTする接続先URLと -d (--data)オプションで渡しているPOSTする値の書式はおさえておきたい。...

January 31, 2022 · 3 min · gkzz