GitHub Actions 逆引きリファレンス
1.この記事の立ち位置 自分がいつも調べていること、忘れがちな Tips や小ネタを列挙していく。そのため、網羅性は重視しない。 というのも、なにか調べていていろいろ読み漁った挙げ句、1周回って行き着くところは GitHub Actions の公式ドキュメントであり、たとえば Workflow の書き方は以下のページをよく開いている。 Workflow syntax for GitHub Actions - GitHub Docs それでも、公式ドキュメントで参照したい箇所を引っ張るための用語を知るまでに苦労することが往々にあり、この記事が、公式ドキュメントで参照したい箇所を導くための助けとなればと思い、書いていく。 2.Step と Job と Workflowの違いアレコレ 2-1.Step と Job と Workflow の違いの一行まとめ Step < Job < Workflow 2-2.Step と Job と Workflow の違いの三行まとめ Step はGitHub Actions Workflow の最小単位であり、run や uses で指定するもの Job はコンテナや VM のことを指し、runs-on で指定するものであり、ひとつないしは複数の Step を抱えている Workflow はひとつ以上の Job を束ねている これらについて端的にまとめた図が公式ドキュメントで掲載されているのでそちらもぜひ。 Understanding GitHub Actions - GitHub Docs 2-3.Step と Job と Workflow それぞれの分け方・分割の基準 Step を分けるときは、run 、 uses 、 name が異なるとき 以下のように書けば、ひとつの Step に複数のコマンドを始めとする処理を書くことができる - name: Install Dependencies run: | npm ci npm run build - name: Run test run: npm run test Job を分けるときは runs-on が異なるときや、needs で Job 単位で実行制御をしたいとき cf....