"A Conversation with Werner Vogels - ACM Queue"を読んだ

1.この記事を書こうと思った背景 チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計 (通称、ちいとぽ本)を読み進めていくうちに、以下の疑問を抱くようになった。 Amazon社のピザ2枚ルール、チーム間のコミュニケーションは、インターフェイスを通して行うことというルールは実際にどんなかんじにされているのか? 気になる。 Teams must communicate with each other through these interfaces. 出所:AmazonのAPI設計方針 (The Bezos Mandate) - Qiita 明確な答えを導き出したわけではないけれども、考えを深めることができたターニングポイントとなったのが、タイトルで触れているインタビュー記事、A Conversation with Werner Vogels - ACM Queue を読んだことだった。また、先にお伝えしておくと新たな疑問も抱くようになったので、インタビュー記事を読んで学んだことと新たな疑問について書き留めておきたい。 インタビュー記事を知ったきっかけ 左記のインタビュー記事を知ったきっかけは、Team Topologies(by Manuel Pais)のキーポイント を読んだことである。この記事は書評記事ではないが、同書の趣旨を理解する上でも大きな助けとなった。“A Conversation with Werner Vogels"をご紹介いただき、ありがとうございました! 2.“A Conversation with Werner Vogels - ACM Queue"を読んで学んだこと 各サービスの構成メンバーは 利用ユーザーの目的やニーズに応えることにフォーカス するべきだということ ↓の例だと、デベロッパーの関心事はアプリケーションを開発することであり、アプリケーションを開発するために内部的に生成されているURLがどうやって構成されるのか?には関心がないということ。責任共有モデルが各サービス間で徹底されているということ。 Do we see that customers who develop applications using AWS care about REST or SOAP?...

April 29, 2022 · 2 min · gkzz

【読書メモ】「走ることについて語るときに僕の語ること」

1.この記事で達成したいこと 以下の本を読んだので感想や学びを残す 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) | 村上 春樹 納めるために書ききれていないネタを昇華させるか、、 っ 【読書メモ】「走ることについて語るときに僕の語ること」 — gakuji tamaki / gkzz (@gkzvoice) December 30, 2021 2.本書の内容を三行で 優れた小説家には才能があるが、自分にはそういったものはなく、凡人といっていい では、凡人がどうやって小説を書き続けようか?(そもそもなぜ書くことになったのか?も触れている) それは小説を書き続ける集中力とそれを支える体力を養おうと考え、試行錯誤していく、、 3.感想 本書は、特に秀でたわけではないが続けなければならないこととの付き合い方 という普遍的な問いに対して示唆を与えてくれる。自分は先天的な才能を持ち合わせていないという境遇が分かったとしても、集中力や持続力は後天的に身につけることができる。また集中力や持続力は肉体的な衰えと抗うためにも必要だという。そういった集中力や持続力を獲得するためになんとかランニングを始め、トレーニングを続けているが、その難しさと続けるコツ、考え方のヒントが本書では散りばめられている。ぼくにとって胸に響いた箇所は以下の2箇所だ。 Pain is inevitable, Suffering is optional. それが彼のマントラだった。正確なニュアンスは日本語に訳しにくいのだが、あえてごく簡単に訳せば、「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」ということになる。 たとえば走っていて「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。 走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。 僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。 また、本書は継続する勇気と活力を与えてくれる。文体はみずみずしく、景色が目に浮かぶよう。自己啓発書というより小説を読んでいるかのような気持ちになる。それで何かを続ける難しさと大切さを自身の経験談になぞらえて語られている。ぼくはいわゆるソフトウェア・エンジニアとしてお仕事しているのだけど、本書を読み進めていくうちに、走って、自分をシステムに見立ててパフォーマンスチューニングしたい気持ちに駆られる。(実際やったがなかなか続かない笑。) このようにぼくは本書から何かを続けること、とりわけ自分がそこまで得意ではないことを粘り強く続けることのエッセンスを学んだと思っている。とはいえ、これだけが本書から学ぶことができることではないはず。なんども読み返したい一冊である。

December 30, 2021 · 1 min · gkzz

【読書メモ】『The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて』

1.この記事で達成したいこと 以下の本を読んだので感想や学びを残す The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて : ジーン・キム, ジェズ・ハンブル, パトリック・ボア, ジョン・ウィリス, 榊原 彰, 長尾 高弘: Japanese Books 2.前提 本題に入る前に、前提として僕のDevOps周りの背景知識について触れようと思う。 2-1.僕のDevOps周りの背景知識 これまで以下の経験をしており、多少なりともDevOpsとはなんぞやという点は抑えているつもりだった。。 toBのWebサービスの運用と開発 Gitlab RunnerとArgo CDを使ったGitOpsなパイプラインの設計と構築 Django制の社内システムの開発 以下のpodcastを聞いたことがあり、Circle CIはまさにDevOpsを体現していると思っている 7. CI/CDとか、CircleCI自体の設計・開発プロセスとか | fukabori.fm ※ 本書を読み進めるまでは、DevOpsとは開発と運用が手を取り合っておこなうこと、あるいは一手に引き受けることだと思っていた しかし、本書を読み進めていくうちに、DevOpsを推し進めるには、それだけで足りないと考えを改めることになる 3.目次 第1部 3つの道 第1章 アジャイル、継続的デリバリー、そして3つの道 第2章 第1の道:フローの原則 ほか 第2部 スタートのための糸口 第5章 最初に手を付けるバリューストリームの選択方法 第6章 バリューストリーム内の作業を理解し、それを可視化して、組織全体に広げる ほか 第3部 第1の道:フロー改善の技術的実践 第9章 デプロイパイプラインの基礎の構築 第10章 高速で信頼性の高い自動テストの実現 ほか 第4部 第2の道:フィードバックの技術的実践 第14章 問題の可視化と解決のための基礎となる遠隔測定データを作り出す 第15章 遠隔測定データを分析して問題の予測と目標の達成に活かす ほか 第5部 第3の道:継続的な学習と実験の技術的実践 第19章 日常業務での学習の実現と日常業務への学習の注入 第20章 一部門の発見を全社的な進歩につなげる ほか 第6部 情報セキュリティ、変更管理、コンプライアンスを統合するための技術的実践 第22章 すべてのエンジニアの毎日の職務として情報セキュリティを位置づける 第23章 デプロイパイプラインを防御する 4....

December 10, 2021 · 1 min · gkzz

【読書メモ】『[HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント』

1.この記事で達成したいこと 以下の本を読んだので感想や学びを書き残す 『HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント : アンドリュー・S・グローブ, ベン・ホロウィッツ, 小林 薫』 また、そのような感想を抱くことになった背景として、僕自身のマネージャー業務との関わり方や関心度合いも書き留めておく 2.本書を読んだ当時の僕自身のマネージャー業務との関わり方や関心度合い マネージャー業務はやっていない。 ソフトウェアエンジニアへ転職する以前は業務提携先との窓口、工数管理などマネージャー業務チックなことも多少やっていたので、「マネージャー業務とはなんたるか」触り程度は理解しているはず マネージャー業務に関心・興味がないわけではなく、むしろチャレンジしてみたいなというお気持ち 興味が湧いたきっかけは以下のポッドキャストを聞いたこと 42. 良いマネジメントとは?良いミーティングとは? w/ konifar | fukabori.fm 3.目次 第1部 朝食工場ー生産の基本原理 1章 生産の基本 2章 朝食工場を動かす 第2部 経営管理はチーム・ゲームである 3章 経営管理のテコ作用 4章 ミーティング 5章 決断、決断、また決断 6章 計画化 第3部 チームの中のチーム 7章 朝食工場の全国展開へ 8章 ハイブリッド組織 9章 二重所属制度 10章 コントロール方式 第4部 選手たち 11章 スポーツとの対比 12章 タスク習熟度 13章 人事考課 14章 二つの難しい仕事 15章 タスク関連フィードバックとしての報酬 16章 なぜ教育訓練が上司の仕事なのか 4....

November 2, 2021 · 1 min · gkzz

「絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み」の読書メモ

1.この記事で達成したいこと 以下の本を読んだので感想や学びを書き残す 「絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み | 小田 圭二, 榑松 谷仁, 平山 毅, 岡田 憲昌」 また、そのような感想を抱くことになった自分の担当業務内容や役割も書いたほうが改めて本書を手に取る際にて助けになるだろうと思い、書いていく 2.本書を読んだ当時の担当業務や役割 主な担当業務はtoBのWebサービスの運用兼開発と問い合わせ対応 そのなかで「xxx機能がうまくできないんだけど〜」というお問い合わせを受けてログを追うことがある ここで肝となるのが、問い合わせの背後に見え隠れする「見るべきログのアタリ」をどれだけ早く見つけることが出来るか?また、そこから何を読み取り、次の一手を決めるか? (回答する?さらなる調査をする?機能改修?etc…) ※ いわゆる「パフォーマンスチューニング」はやっていないが、興味はある(技術検証の一環で見様見真似でパフォーマンス測定なるものはやったことはあるけど。。) アルゴリズムやネットワーク、データベースといった大学の学部レベルでのコンピュータ・サイエンスを勉強する社会人学生でもある 本書はいわゆるパフォーマンス測定でご飯を食べるインフラエンジニアだけではなく、僕のような学生やWebアプリケーション開発エンジニアも学びがある一冊だと思う 名著とされる「詳解 システム・パフォーマンス | Brendan Gregg, 西脇 靖紘, 長尾 高弘」は読み進めることが難しく感じた 一方で、本書は文字どおり多くの図やイラストを用いて、システムパフォーマンスについて解説されていると感じた。 3.感想や学び 本書は、「情報科学を学ぶことの大事さ」 というコラムを設けて情報科学を学ぶことの重要性について説いており、大学での勉強をがんばろうと思えた パフォーマンス測定の基本について、"はさみうち" という言葉で表現していたことが印象的 そもそも"はさみうち"とは はさみうちの原理 - Wikipedia パフォーマンス測定について端的に表していると感じたが、大学の極限の授業で"はさみうち"について学んでいたという点も印象に残った理由かなと e.g. サーバーAのログの該当箇所のタイムスタンプとサーバーBの該当箇所のタイムスタンプだけずいぶん開きがあるようにみえるな、、、。 <クライアントPC> <--> <サーバーA> <- ?...

September 12, 2021 · 1 min · gkzz