asdf で kubectl のバージョンを切り替えながら asdf とそのプラグインの設定方法を理解する

1.この記事で達成したいこと asdfとそのプラグインを設定する方法が頭の中でごちゃごちゃしていた。たとえば、、。 asdf plugin-addとasdf installはどっちからコマンド実行するの? 既にプラグインはをインストールしているか?確認するのはどうやるの? そこで実際に以下のasdfのプラグインを使いながら、その設定方法を理解したい kubectl asdf-community/asdf-kubectl: Kubectl plugin for the asdf version manager 2.はじめに そもそもasdfとはなにか?という説明は公式ドキュメントに譲りたいが、ひとことでいえば バージョン管理ツール である バージョン管理の類似ツールを挙げるとすれば、pythonのvirtualenvはそのひとつであろう。相違点はバージョン管理の対象がひとつだけか複数か。(virtualenvの場合はpythonのみのひとつだけ。) asdfでバージョンを管理するためには、asdf自体のインストールすることに加えて、バージョン管理したいツールに対応したプラグインもインストールする必要 がある 3.環境情報 $ grep VERSION= /etc/os-release VERSION="20.04.3 LTS (Focal Fossa)" $ asdf --version v0.10.0-0f99d0a 4.asdf自体のインストール asdfのドキュメントに従って進めればよいが、そのインストール方法はいくつかある 今回採用した方法はasdfのリポジトリのブランチを指定してクローンするという方法 指定したリリースブランチは、release-v0.10.0 $ git clone https://github.com/asdf-vm/asdf.git ~/.asdf --branch release-v0.10.0 $ tail ~/....

January 13, 2022 · 2 min · gkzz

direnvでAWSの名前付きプロファイル($HOME/.aws/config)をディレクトリに沿って自動的に指定する

1.この記事で達成したいこと $HOME/.aws/configに書かれた名前付きプロファイルをイイ感じに使いたい ディレクトリごとに指定できるようにしたい AWS_DEFAULT_PROFILEを都度exportするのは面倒なので避けたい $ export AWS_DEFAULT_PROFILE=user1 2.前提/環境情報 $ grep VERSION= /etc/os-release VERSION="20.04.3 LTS (Focal Fossa)" $ direnv --version 2.21.2 3. どうやるか? direnvを使う direnvとは、ディレクトリに移動した際、自動で記載されている環境変数を読み込んでくれるもの direnvを使うことでできること ディレクトリ/環境に適したAWS_PROFILEを指定すること 前提として、$HOME/.aws/configに以下のように書かれていること [default] region=us-west-2 output=json [profile user1] region=us-east-1 output=text 出所:名前付きプロファイル - AWS Command Line Interface 4.使い方 aptでdirenvをインストール ※Installation | direnv では紹介されていなかった。。 Setup | direnv に従って ~/.bashrc を編集 $ apt search direnv | tail WARNING: apt does not have a stable CLI interface....

January 12, 2022 · 1 min · gkzz

sensitve=true な値を terraform output で確認する方法

1.この記事で達成したいこと sensitve=trueな値をterraform outputで確認したい 1-1.お悩みポイント そもそもsensitve=trueとしている理由は、terraform applyやterraform outputする際にはCLI(ターミナル)上では出力させたくないから なので、terraform applyやterraform outputする際には表示されないのが正しい! とはいえ、確認したいときはある。さて、どうするか、、??? $ terraform output aws_iam_smtp_password_v4 = <sensitive> sensitive=trueの技術的仕様はterraform.tfstateに記載されている値のうち、出力させないそれらを指定するというもの なので以下のように確認することはできるが、チョット煩わしい。シュッとやりたい。 $ cat terraform.tfstate | jq -r .outputs { "aws_iam_smtp_password_v4": { "value": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "type": "string", "sensitive": true } } このような都合のいい、「ワガママ」な事情をよしなに汲み取ってterraform outputで確認するというのが本記事の目的 2.前提 Terraformのインストール方法を始めとする初期設定は終えているものとして話を進める 今回出力したくないセキュアな値は ses_smtp_password_v4 とする サンプルコードは以下のとおり $ cat main.tf resource "aws_iam_user" "dummy" { name = "dummy" path = "/dummy/" } resource "aws_iam_access_key" "dummy" { user = aws_iam_user....

January 7, 2022 · 2 min · gkzz

【InvalidParameterValue: The same permission must not appear multiple times】aws_security_group リソースを terraform apply したときのエラーの原因と解決策

1.この記事で達成したいこと aws_security_groupリソースを使って複数のインバウンドルールを追加しようとして引いたエラーを解決する $ terraform apply 略 │ Error: error updating Security Group (sg-000000000000): error authorizing Security Group (ingress) rules: InvalidParameterValue: The same permission must not appear multiple times │ status code: 400, request id: 000000000000000000 │ │ with aws_security_group.dummy-sg, │ on main.tf line 23, in resource "aws_security_group" "dummy-sg": │ 23: resource "aws_security_group" "dummy-sg" { エラーメッセージが指す23行目付近で書いていること $ view main.tf 略 23 resource "aws_security_group" "dummy-sg" { 24 name = "dummy-sg" 25 description = "dummy security group" 26 vpc_id = aws_vpc....

January 4, 2022 · 3 min · gkzz

【読書メモ】「走ることについて語るときに僕の語ること」

1.この記事で達成したいこと 以下の本を読んだので感想や学びを残す 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) | 村上 春樹 納めるために書ききれていないネタを昇華させるか、、 っ 【読書メモ】「走ることについて語るときに僕の語ること」 — gkzz / Gakuji Tamaki (@gkzvoice) December 30, 2021 2.本書の内容を三行で 優れた小説家には才能があるが、自分にはそういったものはなく、凡人といっていい では、凡人がどうやって小説を書き続けようか?(そもそもなぜ書くことになったのか?も触れている) それは小説を書き続ける集中力とそれを支える体力を養おうと考え、試行錯誤していく、、 3.感想 本書は、特に秀でたわけではないが続けなければならないこととの付き合い方 という普遍的な問いに対して示唆を与えてくれる。自分は先天的な才能を持ち合わせていないという境遇が分かったとしても、集中力や持続力は後天的に身につけることができる。また集中力や持続力は肉体的な衰えと抗うためにも必要だという。そういった集中力や持続力を獲得するためになんとかランニングを始め、トレーニングを続けているが、その難しさと続けるコツ、考え方のヒントが本書では散りばめられている。ぼくにとって胸に響いた箇所は以下の2箇所だ。 Pain is inevitable, Suffering is optional. それが彼のマントラだった。正確なニュアンスは日本語に訳しにくいのだが、あえてごく簡単に訳せば、「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」ということになる。 たとえば走っていて「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。 走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。 僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。 また、本書は継続する勇気と活力を与えてくれる。文体はみずみずしく、景色が目に浮かぶよう。自己啓発書というより小説を読んでいるかのような気持ちになる。それで何かを続ける難しさと大切さを自身の経験談になぞらえて語られている。ぼくはいわゆるソフトウェア・エンジニアとしてお仕事しているのだけど、本書を読み進めていくうちに、走って、自分をシステムに見立ててパフォーマンスチューニングしたい気持ちに駆られる。(実際やったがなかなか続かない笑。) このようにぼくは本書から何かを続けること、とりわけ自分がそこまで得意ではないことを粘り強く続けることのエッセンスを学んだと思っている。とはいえ、これだけが本書から学ぶことができることではないはず。なんども読み返したい一冊である。

December 30, 2021 · 1 min · gkzz