【読書メモ】『プログラマの数学第2版』から学んだこと

1.この記事を書こうと思った背景 『プログラマの数学 第 2 版|結城浩』(以下、本書)を読んだ。本書から学んだことを、ここに書き留めておく。 2.目次 はじめに 第1章 ゼロの物語 ―― 「ない」ものが「ある」ことの意味 第2章 論理 ―― trueとfalseの2分割 第3章 剰余 ―― 周期性とグループ分け 第4章 数学的帰納法 ―― 無数のドミノを倒すには 第5章 順列・組み合わせ ―― 数えないための法則 第6章 再帰 ―― 自分で自分を定義する 第7章 指数的な爆発 ―― 困難な問題との戦い 第8章 計算不可能な問題 ―― 数えられない数、プログラムできないプログラム 第9章 プログラマの数学とは ―― まとめにかえて 付録1:機械学習への第一歩 付録2:読書案内 3.本書全体を通しての学びや感想 ものごとの構造を見抜き、一般化する 本書は 「ものごとの構造を見抜き、一般化する」 ことについて、その大切さと方法論について事例を交えて紹介されている。 そのアプローチの一例としては、たとえばものごとを小さくみること、あるいは 2 分割や再帰性を見出すことなど。 読みやすい印象を抱いたこととそのワケを考える また、とても読みやすい印象を持った。 なぜ、このような印象を抱いたのか? それは、独自の見解を提示する前に既知の話題や身近な関連事例を提示しているからではないか?と思う。本書は、話し手がもっとも言いたい独自の主張を読み手に伝えるためのエッセンス集であるともいえるかもしれない。 さて、章ごとの読書メモを書いていたのでそちらも共有しよう。(ただし、7 章以降を除く。) 4.章ごとの読書メモ 「第 1 章 ゼロの物語 ―― 「ない」ものが「ある」ことの意味」 「ない」ことを表現する難しさと大切さ。 e.g. 位取り cf. 意外と知らない「ゼロ」の持つ意味と概念―あなたも「ゼロ」という数字から、知的探求、始めてみませんか?- |ニッセイ基礎研究所 ...

June 12, 2022 · 1 min · gkzz

Renovate を個人リポジトリで小さく始めたい初心者備忘録

1.この記事を書こうと思った背景 今更感満載だけれど、パッケージの依存関係の更新ツールである Renovate について理解が浅いと感じることがあった。とりわけ、Presets や Config の書き方については見様見真似でやってしまっている感が否めなかった。 そこで、表題のとおり、Renovate を個人リポジトリで小さく始めながら 、Renovate を触っていく上で押さえておきたい点について、この記事に書き留めていきたい。 2.前提と環境情報 Renovate の platform は https://github.com とし、GitHub App で運用する。Renovate の導入手順は Installing & Onboarding - Renovate Docs を参考にした。 また、Renovate で指定する更新方法のことを Config と書いておく。というのも 設定 と日本語で書いてしまうと一般的な「設定」と、Config のうち、どちらを指して書いているのか、区別することが難しいためである。 3.スタート地点としての [“config:base”] Renovate の Config は 設定ファイルに書いていくのだが、公開されている Presets(Config Presets) を使うこともできる。 たとえば、Shareable Config Presets - Renovate Docs | Renovate Docs で紹介されている、extends: [“config:base”] を指定するだけでも Renovate を使うことができる。 $ cat renovate.json5 { extends: ["config:base"], timezone: "Asia/Tokyo" } ※ renovate.json5 はコメントが書ける renovate.json のようなもの。詳細は、5-4.Renovate の設定ファイルにコメントを書きたい を参照。 ...

June 8, 2022 · 4 min · gkzz

terraform graph よりビジュアライズな Terraform のインフラリソース可視化ツールを探す

0.この記事の結論 pcasteran/terraform-graph-beautifier: Terraform graph beautifier が個人的にはおすすめ!やはり、Terraform にビルトインされた terraform graph を input 値としているせいか、安定している印象を受けた。 im2nguyen/rover: Interactive Terraform visualization. State and configuration explorer. もとくにビジュアル面でよかった。ただし、Docker で扱う場合、Docker ホスト側の Terraform のバージョンによってはうまく動かないことがあったので、2番目におすすめとしたい。 1.この記事を書こうと思った背景 terraform graph という Terraform のリソース可視化ツールがある。これは Terraform にビルトインされたコマンドのひとつであり、Terraform で表現するインフラリソースの可視化ツールのひとつである。 詳細な使い方は以下の Terraform のドキュメントを参照してほしい。 Command: graph | Terraform by HashiCorp そんな terraform graph だが、リソースが多いと見にくいという欠点がある。そこで、表題のとおり、terraform graph よりビジュアライズな Terraform のインフラリソース可視化ツールを探すことにした。 1-1.可視化する Terarform のサンプルコード 今回、可視化する Terarform のサンプルコードは、以下の「7.サンプルコード」で書いているものとする。 7.サンプルコード | 複数の AWS Lambda のエラーを CloudWatch Alarms で検知できるように Terraform で定義する | gkzz.dev ...

June 1, 2022 · 3 min · gkzz

複数の AWS Lambda のエラーを CloudWatch Alarms で検知できるように Terraform で定義する

1.この記事を書こうと思った背景 複数の AWS Lambda に CloudWatch Alarms で監視しよう!ということがあったので、 Terraform で以下のように dimensions で監視したい Lambda を列挙するだけだろ!と思いきや、ダメだった。 apply すると、最後に書いた FunctionName のみがCloudWatch Alarms に適用されてしまった。(以下の場合、my_lambda_function2 ) resource "aws_cloudwatch_metric_alarm" "this" { metric_name = "Errors" namespace = "AWS/Lambda" dimensions = { "FunctionName" = "my_lambda_function1", "FunctionName" = "my_lambda_function2" } #略 } ※ FunctionName に * をつけても「*_lambda_function」などとベタ書きとして認識されてしまってダメ。正規表現っぽく指定することは出来なかった。 dimensions = { "FunctionName" = "*_lambda_function", } さて、じゃあどうしようか?と調べたことを書き留めておく。 なお、上記の dimensions は以下を参考に指定した。 Choose a dimension. By Function Name (FunctionName) – View aggregate metrics for all versions and aliases of a function. ...

May 30, 2022 · 5 min · gkzz

GitHub Actions 逆引きリファレンス

1.この記事の立ち位置 自分がいつも調べていること、忘れがちな Tips や小ネタを列挙していく。そのため、網羅性は重視しない。 というのも、なにか調べていていろいろ読み漁った挙げ句、1周回って行き着くところは GitHub Actions の公式ドキュメントであり、たとえば Workflow の書き方は以下のページをよく開いている。 Workflow syntax for GitHub Actions - GitHub Docs それでも、公式ドキュメントで参照したい箇所を引っ張るための用語を知るまでに苦労することが往々にあり、この記事が、公式ドキュメントで参照したい箇所を導くための助けとなればと思い、書いていく。 2.Step と Job と Workflowの違いアレコレ 2-1.Step と Job と Workflow の違いの一行まとめ Step < Job < Workflow 2-2.Step と Job と Workflow の違いの三行まとめ Step はGitHub Actions Workflow の最小単位であり、run や uses で指定するもの Job はコンテナや VM のことを指し、runs-on で指定するものであり、ひとつないしは複数の Step を抱えている Workflow はひとつ以上の Job を束ねている これらについて端的にまとめた図が公式ドキュメントで掲載されているのでそちらもぜひ。 Understanding GitHub Actions - GitHub Docs 2-3.Step と Job と Workflow それぞれの分け方・分割の基準 Step を分けるときは、run 、 uses 、 name が異なるとき 以下のように書けば、ひとつの Step に複数のコマンドを始めとする処理を書くことができる - name: Install Dependencies run: | npm ci npm run build - name: Run test run: npm run test Job を分けるときは runs-on が異なるときや、needs で Job 単位で実行制御をしたいとき cf.4-1.Job をまたいで Step の実行を制御したり出力結果を参照したい Workflow を分けるときは、トリガーが違うとき e.g. push , pull_request , workflow_dispatch cf. Events that trigger workflows - GitHub Docs 3.Step の実行制御や Step の参照方法 以下のような成功するときもあれば失敗するときもある、不安定な Step があるとしよう。そして、このような不安定な Step の結果に応じて後続の Step を実行するかしないか決めたいとする。 ...

May 24, 2022 · 7 min · gkzz